情報化コンサルティングのメイテツコム(本社:名古屋市中村区)は8日、「愛・地球博支援企業協議会」が今年3月まで運用していたメールマガジンシステムに不正アクセスがあり、購読者として登録されていた氏名とメールアドレスが流出していたことが判明したと発表した。
「愛・地球博支援企業協議会」は当時、名古屋商工会議所と中部経済連合会が共同で事務局を運営しており、同協議会が発行するメールマガジンのシステムはメイテツコムが受託管理していた。同社は11月に「不正侵入検知システム」を新たに導入、これにより過去に遡ってアクセスログを精査した結果、不正アクセスと流出が確認されたという。
同社発表によると、不正アクセスが認められたのは2005年3月24日で、同メールマガジン購読者のうち、2005年3月24日時点で登録していた798名の氏名とメールアドレスが流出した。なお、同メールマガジンは3月末日で配信サービスを終了、登録されていたメールアドレス等は、すでにサーバー上から削除されている。
同社は今後、速やかに「不正侵入防御システム」を導入し、不正アクセスを検知するだけでなく、自動的に遮断防御して、情報セキュリティの向上を図るとしている。
(2005/12/13 ネットセキュリティニュース)
■発表資料
・「愛・地球博支援企業協議会」メールマガジンシステム(当時)に対する不正アクセスについて(メイテツコム)
http://www.meitetsucom.co.jp/news/051208.html
・「愛・地球博支援企業協議会」メールマガジンシステム(当時)に対する不正アクセスについて[PDF](中部経済連合会)
http://www.chukeiren.or.jp/what/newsdata/2005120811013205098A1.pdf
・「愛・地球博支援企業協議会」メールマガジンシステム(当時)に対する不正アクセスについて(名古屋商工会議所)
http://www.nagoya-cci.or.jp/shin/051208.html