JR西日本(本社:大阪市北区)は16日、高齢者向けの会員制旅行サービス「JR西日本ジパング倶楽部」の会員情報12万6,680名分の流出が判明したと発表した。
今月上旬、複数の会員から、同倶楽部類似の名前で仏像販売のセールス電話があったとの連絡があり、同倶楽部事務局が調査をしたところ、会員情報の一部が都内の名簿会社に渡っていたことが判明した。流出した個人情報は、2003年8月末時点のものとみられる12万6,680名分の氏名、生年月日、郵便番号、住所、電話番号。JR西日本は電話セールスをしていた都内の仏具販売会社と名簿会社から名簿を回収し、二度と使用しない誓約をさせたという。
同倶楽部の約46万人の会員情報は事務局がコンピューターで管理しており、社内LANで結んでいるがインターネットとは接続していない。社内関係者が持ち出した可能性もあるとして、JR西日本は大阪府警に被害届けを出した。なお、個人情報が流出した会員に対しては順次、お詫びと事情説明の連絡を個別にしていくとしている。
(2005/12/20 ネットセキュリティニュース)