UFJ銀行(本店:名古屋市中区)は16日、同行が発行するメール配信ニュース「UFJ CHINA NEWS」に登録しているユーザー約7,000名に、ウイルスを添付したメールを配信したことを明らかにした。
ウイルスはネットスカイと呼ばれるワームの亜種(Worm_Netsky.P)で、添付ファイルをクリックすると感染し、差出人を偽って自身のコピーをメール送信して繁殖活動を行う。Windowsにセキュリティホールがある場合は、メールをプレビューするだけで感染する可能性がある。
同行によると、メール配信サーバーに15日、外部から差出人を偽った不正なウイルス感染メールが投稿され、サーバー側でこの不正をチェックできなかったため、ウイルス添付メールが配信される事態となった。同行は当該顧客に個別に連絡をとっており、本件に伴う顧客の個人情報の流出はないという。また、不正メール配信防止策を実施するため、実施完了までの間、「UFJ CHINA NEWS」の配信を停止するとしている。
(2005/12/19 ネットセキュリティニュース)
■ウイルスが添付されたメールが配信された件について(UFJ銀行)
http://www.ufjbank.co.jp/ippan/oshirase/mail_051216.html
■「Worm_Netsky.P」対策参照サイト
・WORM_NETSKY.P(トレンドマイクロ)
http://www.trendmicro.co.jp/vinfo/virusencyclo/default5.asp?VName=WORM_NETSKY.P
・W32.Netsky.P@mm(シマンテック)
http://www.symantec.com/region/jp/avcenter/venc/data/[email protected]
・W32/Netsky.p@MM(マカフィー)
http://www.mcafee.com/japan/security/virN2004.asp?v=W32/Netsky.p@MM