スルガ銀行(本店:静岡県沼津市)は2005年12月29日、同行のインターネットバンキングを利用している顧客のパスワードが盗まれ、顧客の預金口座から身に覚えのない振込みが行われたと発表した。
同行によると、12月下旬に顧客から「パスワードが通らない」との連絡があり、調査したところ約130万円が他行の口座に振込まれ、振込先から全額が引き出されていたという。同行は沼津署に届出を行い、事件の概要や手口について詳細を調査中としているが、同行システムからの顧客情報流出はないという。
同行はインターネットバンキングの利用客に対し、心当たりのないEメールの添付ファイルは開かない▽不自然なフリーソフトのダウンロードや不審なWebサイトへはアクセスしない▽インターネットカフェなど不特定多数が利用するパソコンから取引しないなどの注意を喚起。利用状況のチェックを徹底するとともに、インターネットバンキングの振込限度額の見直しを勧めている。またセキュリティ対策の一環として、今月中にはソフトウェアキーボードの導入も予定している。
(2006/01/06 ネットセキュリティニュース)
■ インターネットバンキングでの不正取引について(スルガ銀行)
http://www.surugabank.co.jp/surugabank/01/07/051229.html