輸入雑貨販売のセンターロード(東京都足立区)がネットのショッピング街「楽天市場」で運営していた店舗「AMC」の顧客情報約3万6000件が流出した事件で、不正アクセス禁止法違反に問われた元同社社員に対し、東京地裁は12日、懲役8か月、執行猶予3年(求刑・懲役8か月)の判決を言い渡した。
判決などによると、被告は昨年5月11日から14日の間に、27回にわたり自分のパソコンから楽天市場を運営する楽天(東京都港区)のサーバーにアクセス、転売目的で顧客情報を入手した。その際、勤務していたセンターロードに付与されていたユーザー名とパスワードを使ったという。
(2006/01/13 ネットセキュリティニュース)
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