オンラインゲームの企画・運営を行うゴンゾロッソオンライン(東京都中央区)は20日、同社へ開発・運用業務を移行中のオンラインゲーム「Master of Epic」(以下MoE)に登録しているユーザー情報1,373名分が、同社のFTPサーバーを介して流出したと発表した。
流出したのは、既存アカウントから移行途中の仮登録ユーザーの情報で、ゲームID、パスワード、ニックネーム、生年月日、メールアドレス、登録時のIPアドレス、携帯電話のメールアドレスなど。氏名やクレジットカード番号等の信用情報は含まれていないとしている。
17日17時24分頃、同社スタッフが当該データをFTPサーバーにアップロードしてMoE移行のための作業を実施。作業終了時に十分な削除作業を行わなかったため、FTPサーバー上に当該データが残ってしまったという。その後、このFTPサーバーのアドレスが一般BBSに公開されてデータが流出。同社は20日午後1時半頃にユーザーからのメール連絡で事態を把握し、ただちにFTPサーバーから当該データを削除した。
同社は同日午後2時にゲームサーバーを緊急停止し、情報流出の対象となったユーザーにID・パスワード変更依頼のメールを送信。データの2次流出を防ぐため、掲載の可能性があるWebサイト管理会社への差止め依頼や警察への届け出、取締り依頼などを行った。同社は今後、発生原因を調査究明し、再発防止に万全の体制を設け、信頼回復に努めるとしている。
(2006/02/21 ネットセキュリティニュース)
■『Master of Epic』ユーザー登録情報の一部流出について(ゴンゾロッソオンライン)
http://www.gonzorosso.jp/moe.html