警察庁は16日、昨年1年間の「出会い系サイト」に関係した事件の検挙状況について明らかにした。検挙件数は1,581件で、前年比は1件0.1%減の横ばいとなった。
もっとも多いのは、18歳未満の児童を対象とした「児童買春」654件。次いで金銭のやりとりなく18歳未満を相手に性行為などを行う「青少年保護育成条例違反」460件。殺人、強盗、強姦、強制わいせつなどの「重要犯罪」は98件あり、前年比で3件(3.2%)増、暴行・恐喝などの粗暴犯罪は72件で、こちらも前年比14件(24.1%)増加している。
被害者の年齢・性別を見ると、被害者数1,267人のうち1,061人(83.7%)が18歳未満の児童で、このうち1,052人が女子。被害者の83%を女子児童が占めている。男性の被害者は成人が多く(86.5%)、恐喝や強盗、詐欺、窃盗など財産犯被害が9割以上を占めた。
(2006/02/20 ネットセキュリティニュース)
■平成17年中のいわゆる出会い系サイトに関係した事件の検挙状況について[PDF](警察庁)
http://www.npa.go.jp/cyber/statics/h17/image/pdf27.pdf