千葉県市川市は8日、同市が発行しているメールマガジン「いちかわ夢マガジン」の読者1,449人に誤ってウイルスメールを配信したことを明らかにし、注意を促している。今のところ、被害は確認されていないという。
ウイルスメールは3日昼に配信され、会員からの連絡で発覚した。配信されたウイルスはNetsky.D(ネットスカイ・ディ)で、メールに添付されたファイルを開くと感染する。ウイルスは感染したPC内にあるメールアドレスに対して、「Re:Hi」「Re:Thanks!」などといった件名のウイルスメールを送信し、被害を拡大する。
今回の誤配信は、「いちかわ夢マガジン」を配信するサーバーの設定ミスで、購読者から投稿されたウイルスメールをチェックできないまま、購読者に一斉配信してしまったものと見られている。
同市では、市のサイトにウイルス対策企業各社のアドレスを掲載。疑わしいメールの添付ファイルは開かず削除すること、ウイルス感染の有無をチェックすることなどを呼びかけている。
(2006/02/10 ネットセキュリティニュース)
■市川市を装ったメールウィルスにご注意ください!(市川市)
http://www.city.ichikawa.chiba.jp/osirase/index.html
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