京都府教育委員会は8日、小中高の各学校段階別に指導内容を示した「情報モラル指導資料集」を作成したと発表した。インターネット上で公開され、「悪質商法」や「仮想現実」など24項目について、コンピュータ教室等で子どもたちが操作しながら学習できる。
同資料集は、授業で利用できるワークシートと、授業の展開例などを示した教員向け指導資料とで構成されている。ワークシートでは、対象となる年齢に応じた事例でトラブルを疑似体験し、対応について考える。24項目のうち「出会い系サイト規制法」の項目では、出会い系サイトで知り合った人物に会ってみたら、車に押し込まれそうになったという事例を取り上げ、車に乗っていたらどうなっていたか、自分だったらどうするか、などと問いかけて問題を提起している。
同資料集では、情報モラルを学び、情報社会において適正な活動の基になる考え方と態度を身につけるよう呼びかけている。
(2006/03/10 ネットセキュリティニュース)
■「情報モラル指導資料集」(京都府教育委員会)
http://www1.kyoto-be.ne.jp/mirainet/moral/
■ホームページ(京都府教育委員会)
http://www.kyoto-be.ne.jp/kyoto-be/