KDDIは24日、同社のトップページと同一のデザインの画面を持つサイトの存在を明らかにした。
同サイトは、「wwwkddi.com」という紛らわしいドメイン名(「www」と「kddi」の間のピリオドがない)を持つため、同社のサイト「www.kddi.com」と区別がつきにくい。同社は、同サイトを一般にフィッシングサイトと呼んでいるとし、トップページにアクセスする際にはブラウザのアドレスを確認し、同サイトにアクセスしないよう注意を促している。
編集部の確認では、同サイトは100%のフレーム内に本家「www.kddi.com」のトップページをそのまま表示しており、現時点ではフィッシング行為を行っているという事実はない。24日には、同じ米国の業者がホスティングしているカブトドットコムに似たサイト(wwwkabu.com)の存在も明らかになっており、こちらも同じ手法で本家のトップページを表示していた。
現時点では、これらサイトをフィッシングサイトとすることはできないが、行為そのものには疑わしいものがあり、フィッシングサイトに豹変する可能性もある。また過去には、このような紛らわしいアドレスを使い、実際にフィッシングを行っていた事例もいくつか報告されている。サイトにアクセスする際には、酷似したアドレスで騙す手法があることを心に留めておき、十分注意するよう心がけたい。
(2006/03/27 ネットセキュリティニュース)
■[重要] 当社サイトに似せた異なるWEBサイトの存在について(KDDI)
http://www.kddi.com/news/kddi_home/news_topics/2006/0324/