米リアルネットワークスは22日、「RealPlayer」「RealOne Player」「RealPlayer Enterprise」「Rhapsody」などのセキュリティ脆弱性に対応するアップデート版をリリースした。影響を受ける製品は別表(※)のとおり。
公表された脆弱性のうち特に深刻な3件の脆弱性は、細工されたSWF(Flash)ファイル、MBC(mimio boardcast)ファイル、Webページによってバッファオーバーフローが発生する問題。脆弱性が悪用されると外部から任意のコードを実行される恐れがあり、同社は利用可能なアップデートをインストールするよう呼びかけている。
もう1件の脆弱性は、WindowのAPIコールが適切に行われない場合に生ずるもので、悪用されるとローカルディスクのRealPlayerのパスに置かれたプログラムが実行される可能性がある。
アップデートは、RealPlayerの[ツール]メニュー(RealPlayer 8は[ヘルプ]/Mac版は[RealPlayer])から[アップデートをチェック]を実行するか、下記リリース(※2)の指示に従い、それぞれのフルバージョンをダウンロードしてインストールする。
■(※1)影響を受ける製品
【Windows版】
RealPlayer 10.5(6.0.12.1040~1348)
RealPlayer 10
RealPlayer 8
RealPlayer Enterprise
RealOne Player v1、v2
Rhapsody 3(build 0.815~1.0.269)
【Mac OS版】
RealPlayer 10(10.0.0.305~331)
RealOne Player
【Linux版】
RealPlayer 10(10.0.0~6)
Helix Player(10.0.6)
Helix Player(10.0.0~6)
■(※2)RealPlayer のセキュリティ脆弱性に対応するアップデート(RealNetworks)
http://service.real.com/realplayer/security/03162006_player/ja/
(2006/03/24 ネットセキュリティニュース)