高知工科大(高知県香美市)は11日、同大学ホームページ内の学内専用ページが外部からアクセス可能な状態になり、学生86名の情報が外部に流出したと発表した。
同大学によると、流出したのは社会システム工学科の新入生の一覧表で、86名の氏名と学籍番号、83名の顔写真を含んでいた。システム工学科の教員が、10日午後0時40分にこの一覧表を同科ホームページ内の学内専用ページにアップしたが、その際、アクセス権を設定し忘れた。同科のホームページは、一般に公開されているコンテンツと、教員や学生のみに公開されるコンテンツの両方が混在した構成となっている。
同日午後9時30分、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」に同一覧表が閲覧できる旨が書き込まれ、その後アクセスが殺到。大学側が処置を終えるまでの約40分間に、1000件近いアクセスがあったという。
(2006/04/14 ネットセキュリティニュース)