千葉県警察生活経済課と柏警察署は25日、他人名義のメールアドレスを使用し、出会い系サイトの広告メール約300万通を送信したとして、東京都世田谷区の会社員の男(29歳)を特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法)違反で逮捕した。
調べでは、容疑者は昨年11月、都内のプロバイダが設置・管理するメールサーバーに対し計6回にわたり、他人名義のメールアドレスを送信者元とした広告メールを合計約300万通送信し、不特定多数にメールを配信させた疑い。容疑者は、都内の情報サービス会社で広告メールの送信業務を担当しており、昨年10月から2か月間の間に約5,300万通のメールを送信していたという。
「特定電子メール法」は、迷惑メール対策として2002年7月に施行。昨年5月には、送信者情報の偽装禁止などを盛り込んだ「改正特定電子メール法」が成立し、11月1日より施行。改正後の逮捕は、今回が初めてだという。
(2006/05/29 ネットセキュリティニュース)
■特定電子メールの送信の適正化等に関する法律違反事件で男を逮捕(千葉県警察)
http://www.police.pref.chiba.jp/trouble/newest/index.php?sl_year=2006&sl_mon=05&sl_mday=25
■迷惑メール対策(総務省)
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/d_syohi/m_mail.html
■参照記事(ネットセキュリティニュース)
・「改正特定電子メール法」成立、送信者情報の偽装禁止など(2005/05/16)