北海道警察本部生活経済課と苫小牧署は4月26日、ゼンリンのカーナビソフトをインターネットオークションの落札者に送付販売し著作権を侵害したとして、住所不定無職の男(28歳)を著作権法違反で逮捕したと発表した。
調べによると、男は今年1月下旬ごろ、ゼンリンのカーナビゲーションソフト「ナビソフトドライブマップSUPER全国版10拡張フォーマット専用」をCD-Rに無断で複製し、Yahoo!オークションを通じて苫小牧市の落札者に対し、CD-R2枚を合計6,000円で郵送販売した疑い。購入者が苫小牧署に相談し発覚した。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、2005年9月~12月までの間に、一般から約20件の情報が寄せられていた。
男は、オークションへ海賊版の出品を続けた後、一定期間出品しない時間をおき、また別のIDでの出品するという行為を繰り返しており、警察が確認しているだけでも5つのIDを使用。当該IDの評価一覧から、2004年11月~2006年4月の約1年5か月間で1,244枚が落札され、244万円程度の売り上げがあったという。
(2006/05/01 ネットセキュリティニュース)
■著作権法違反被疑者の逮捕(北海道警察)
http://www.police.pref.hokkaido.jp/info/soumu/dekigoto/rirekidate/18-04-26.htm
■複数のIDを使用し、カーナビソフトの海賊版を販売した男性を逮捕(ACCS)
http://www2.accsjp.or.jp/news/news060427.html