オンラインゲーム運営会社のゲームポット(本社:東京都港区)は9日、ユーザーの個人情報が含まれた可能性のあるハードディスクが紛失した件について、ユーザー補償や再発防止策、社内処分について発表した。
同社のこれまでの発表によると、今回の紛失によりのべ6万4,000名分の個人情報が流出した可能性があるが、これらの顧客に対し同社は、同社で利用できるゲーム内ポイント(ネットキャッシュ)500円相当分を送付する。
また同社は、再発防止のため、サーバー管理委託先のアエリア(本社:東京都港区)に厳重注意および指導を行い、サーバーの管理業務を同社従業員が直接行う体制へ移行した。さらに、第三者による定期的なシステム監査を実施し、サーバー運用および監視担当者の増員および組織化を行うという。
社内処分としては、安田代表取締役会長と植田代表取締役社長の月額報酬を2か月減額。関係する役職員への減給・訓告なども行われる。同社によると、ハードディスクが紛失した原因はまだ特定されておらず、盗難の可能性も視野に入れて調査が続けられている。
(2006/06/13 ネットセキュリティニュース)
■一部個人情報の紛失に関するお詫び、再発防止策実施および社内処分について[PDF](ゲームポット)
http://www.gamepot.co.jp/pdf/ir_release/060609_privacy%203.pdf
■一部個人情報の紛失に関するご報告とお詫びについて[PDF](ゲームポット)
http://www.gamepot.co.jp/pdf/ir_release/060602_privacy%202.pdf
■ハードディスク紛失の調査状況、再発防止策の実施状況及び社内処分について[PDF](アエリア)
http://www.aeria.jp/aeria/ir/pdf/H180609tyousa.pdf
■参照記事(ネットセキュリティニュース)
・オンラインゲームサーバーのHDD 30台紛失、ユーザー情報6万4千名分流出か(2006/05/29)