KDDI(本社:東京都千代田区)は13日、同社が運営するインターネット接続サービスの顧客約400万名分の情報が流出したと発表した。また同日、警視庁捜査1課は、同情報を入手してKDDIから現金を脅し取ろうとしたとして、川崎市在住の男(57歳)と東京都在住の男(47歳)を恐喝未遂容疑で逮捕した。
KDDIの発表によると、流出した情報は、2003年12月18日までに「DION」ならびに旧KDDのサービス「NEWEB」に契約申し込みをしたことのある顧客全員にあたる399万6789名の氏名、住所、電話番号。そのうち一部については、性別、生年月日、メールアドレスも流出した。DIONのメールアドレス、パスワード、口座番号などの信用情報、通信記録は流出していない。
同社によると、流出元と見られる保守用パソコンを操作できたのは、同社社員48名と委託先1社の社員177名のみ。同社は、該当顧客にメールや文書で謝罪するという。
(2006/06/14 ネットセキュリティニュース)
■お客様情報の流出に関するお知らせ(KDDI)
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2006/0613/index.html