協栄ボクシングジムは24日、横浜アリーナで8月2日に行われる「亀田興毅 WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ」のチケットがインターネットオークションで高額売買されたり、偽造と思われる出品が確認されたとして、ホームページの掲示板で注意を呼びかけた。
試合は同ジム所属の人気プロボクサー亀田興毅選手が、同級1位のフアン・ランダエタ選手(ベネズエラ)に挑む初の世界戦。先行前売り券約5千枚が3時間で完売するなど注目を集めており、Yahoo!オークションでは10万円の席が25万円で取引されている例もある。同ジムは、高額売買で入手したチケットや偽造チケットであることが判明した場合には入場できないとし、不正入手や偽造の疑いがあるものについては、正規販売代理店に問い合わせるよう促している。
インターネットのオークションや掲示板でのチケット売買が日常化しつつある。行けなくなったチケットが売れたり、買えなかったチケットが入手できたりと便利な反面、高額転売を目的としたダフ屋行為や商品を送らないチケット詐欺が後を絶たない。先ごろ行われたジャニーズと宝塚の公演では、約90枚の偽造チケットがオークションなどを通じて流通。購入者は、正規ルートを通じた入手ではないことを理由に入場を拒否されている。
(2006/07/26 ネットセキュリティニュース)
■協栄ボクシングジムHP
http://www.kyoei-boxing.co.jp/
告知は掲示板の7月24日付け投稿「亀田興毅世界戦チケット購入について」
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