ソフトバンクグループの日本テレコム(本社:東京都港区)は24日、同社社員と業務委託先担当者の私有パソコンがウイルスに感染し、法人顧客の連絡先情報が「Winny」のネットワーク上に流出したと発表した。
同社によると、流出したのは4社152名分の会社所属名、氏名、会社電話番号、社用メールアドレス。今月20日に総務省からの連絡で流出が判明した。
流出情報のうち2社27名分は、同社社員が私有パソコン上に保管していた2004年12月までのもの。同社では私有パソコンでの業務情報の取扱を禁止し、保管情報を削除するよう指示していたが、当該社員は一部を削除し忘れており、その後のウイルス感染で流出した。2社125名分は、業務委託先担当者がウイルスに感染した私有パソコン上で連絡先情報を操作したため流出した。
同社は、該当者に対し直接謝罪するとともに、流出情報から生じるリスクへの対策を講じ迅速に対応するといい、今後は業務委託先を含めた全社員への情報管理教育を再度徹底し再発防止を図るとしている。
(2006/07/24 ネットセキュリティニュース)
■法人のお客様の連絡先情報の流出に関するお詫びとお知らせ(日本テレコム)
http://www.japan-telecom.co.jp/release/2006/jul/0724/index.html