昨年の大河ドラマ「義経」の出演者らの写真60枚が、ファイル共有ソフトShare（シェア、シャレ）を通じてインターネット上に流出していたことが分かった。
NHKの子会社「NHKアート」によれば、同社協力会社「アート制作工房」の社員の自宅で使用していた私有パソコンがウイルスに感染し、ファイル共有ソフトを通じて流出したという。流出したデータの中には、主演の滝沢秀明さんをはじめとするタレントの写真のほか、一部の男優のプライベートなメールアドレスも含まれていた。
今回感染したウイルスは通称「シャレタマ」と呼ばれるもので、ファイル共有ソフトのWinny（ウィニー）、Share（シェア）のいずれにも感染する。当該社員は「義経」のロケ先などで撮影した出演者との記念写真を、自宅のパソコンからメールに添付してやりとりしていた。このパソコンが6月25日にシャレタマに感染、インターネット上に、添付していた写真とタレントのメールアドレスが流出したとみられる。
なお、NHKアートは昨年も、契約社員の所有するパソコンがウィルスに感染し、Winny（ウィニー）を通じて人気女優とのツーショット写真を含むプライベートなデータを流出させている。
同社は事務所を通じて出演者に謝罪、6月30日付けで同社ホームページに謝罪文を掲載した。（現在、該当ページは削除済みとなっている）
（2006/07/13 ネットセキュリティニュース）
■お詫び インターネット上への写真流出について[削除済み]（NHKアート）
http://www.nhk-art.co.jp/20060630.html
■NHKアート
http://www.nhk-art.co.jp/
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