大手旅行会社JTB(東京都品川区)のグループ会社JTB東海(愛知県名古屋市)が、写真家に無断で写真を使用したとして、警視庁生活経済課は13日、JTB本社およびJTB東海など全国17か所を著作権法違反の疑いで家宅捜索した。
同社の発表によると、同社の国内パッケージツアーの一部のパンフレットおよびホームページで、写真家の許諾範囲を超えた写真の使用が複数回行なわれ、これを指摘した当該写真家と同社との間で賠償に関する話し合いを行なっていたところ、さらに別のパンフレットでも使用していたことが発覚。写真家から相談を受けた警視庁が捜査に踏み切った。
新たに無断使用が発覚したのは、2006年10月から2007年3月31日までの出発分を掲載した北陸発着の東北・新潟方面のパンフレット。同社では当該パンフレットを約2万枚作成したと明らかにしたうえで、著作権への対応が不十分であったことを謝罪した。今後は、グループ全体の著作権の確認体制を見直し、再発防止に努めるとしている。
(2006/12/18 ネットセキュリティニュース)
■著作権法違反容疑の捜査を受けたことにつきまして(お詫び)(JTB)
http://www.jtb.co.jp/information/apology.asp
■JTB
http://www.jtb.co.jp/
■JTBグループサイト
http://www.jtbcorp.jp/jp/