日本郵政公社東京貯金事務センター(さいたま市中央区)は23日、同センター職員が車上荒らしにあい、顧客情報29万件を記録したUSBメモリが盗まれ、後日、拾得者から連絡を受け回収したと発表した。
同センターによると、先月31日、同センターの職員が埼玉県草加市で車上荒らしにあい、クレジットカード等を入れたバッグを盗まれた。当該職員は、振替口座情報等が記録されたUSBメモリーを内部規定に違反して所外へ持ち出しており、今月4日、盗まれたバッグに当該メモリーが入っていたことに気付いたが、職場には報告していなかった。
21日、千葉県野田市で当該メモリーを拾ったとの連絡を受け、同センターが回収した。メモリーには、口座記号・番号、加入者名(漢字・カナ)、住所、口座開設日等を含む郵便振替口座データ約29万件と、口座記号・番号、カナ氏名を含む通常貯金データ31件が記録されていた。これまでのところ、顧客情報が悪用されたとの報告はないという。
同センターは、顧客情報を記録したメモリー等について厳しく管理し、再発防止を図るとしている。
(2007/02/26 ネットセキュリティニュース)
■顧客情報が記録された媒体の盗難(日本郵政公社)
http://www.japanpost.jp/pressrelease/japanese/kawase/070223j301.html