フィッシング対策協議会は27日、三菱UFJ銀行グループのカードローン「DCキャッシュワン パーソナルローン事業部」をかたるフィッシングメールとフィッシングサイトが確認されたとして、注意を呼びかけた。
協議会によると、確認されたフィッシングメールは今月18日深夜、「未承諾広告※ ▼ キャッシュワンのご融資案内 ▼」という件名で送信。偽のカード申込ページに誘導し、住所、氏名、電話番号などの個人情報を盗み取ろうとする。本物のサイトのアドレスが「http://www.cashone.co.jp/」なのに対し、偽サイトは「http://freereal.info/」。メールの送信元が「ocn.ne.jp」だったり、配信停止のリクエスト先が「yahoo.co.jp」だったりと、怪しさ満点。偽サイトのドメイン名は、メールを送信する前日に取得されており、フィッシング目的に取得したものと見られる。
当該フィッシングメールは、18日以降も大量に出回っており、送信元や件名の異なるタイプも報告されているが、誘導先のURLはいずれも同じ。誘導先の偽サイトは、いったん削除されたようだが、27日朝方には別サーバに再構築され復活しており、引き続き注意が必要だ。
DCキャッシュワンは28日、同社をかたり融資勧誘を行う偽業者について、URLや住所、電話番号、FAX番号を公表して注意を喚起。融資の案内があった場合には、フリーダイヤル(0120-18-6000)まで連絡するよう呼びかけている。
(2007/03/29 ネットセキュリティニュース)
■ニセ業者に関するご注意(DCキャッシュワン)
http://www.cashone.co.jp/popup/etc_oshirase_15.html
■DCキャッシュワンをかたるフィッシング(フィッシング対策協議会)
http://www.antiphishing.jp/db/detail.cgi?id=24