農林水産省九州農政局は11日、熊本県内の農協代表者や農産物検査員の個人情報213名分が、ファイル共有ソフトWinny(ウィニー)を介してネット上に流出したと発表した。
50歳代の課長補佐の自宅パソコンから流出したもので、9日に同省官房情報課から指摘を受けて判明した。同局によると、課長補佐は2005年1月、自宅のパソコンを使って書類を作成。その後、家族が同じパソコンにWinnyをインストールして使用していたところ、ウイルス感染により、パソコン内に残っていた当該情報が流出した。
流出したのは、熊本県内の農協など、農産物登録検査機関の代表者23名の氏名と、各機関の農産物検査員190名の氏名、住所、生年月日など。現在のところ、流出による関係者への影響等は確認されていない。
(2007/04/12 ネットセキュリティニュース)
■個人情報の流出について(農林水産省九州農政局)
http://www.kyushu.maff.go.jp/houdou/detail1/index271.html