ヤフー(本社:東京都港区)は6日、同社のメールサービス「Yahoo!メール」において、サーバーの不具合により、964万1,799通(ID数では最大67万5831件)のメール本文が見えない状態となり、このうち449万2,233通(同27万5,586件)の本文は、データ消失により復元できなくなったことを明らかにした。
影響を受けたのは、2006年12月26日から今年2月25日の間に受信したメールの一部。見えなくなったメール964万1,799通のうち、514万9,566通(ID数で最大40万245件)については、現在は見える状態となっている。ヤフーでは、5日までに19件の問い合わせや苦情を受けているという。
Yahoo!メールでは、迷惑メールフィルタを使って迷惑メールを振り分け、受信後36~37日でメール一覧画面の件名から本文へのリンクを切り、受信後39~40日で本文のデータを削除している。今回は、いったん迷惑メールと判定されたものの、受信者からの申し出などにより通常通り受信できるようにしたメールに、誤って迷惑メールを処理するルールを適用。そのため、リンクが切れたことにより本文を見られなくなったり、本文のデータが削除されるという事態となった。
(2007/04/09 ネットセキュリティニュース)
■一部のお客様のメール本文が表示されない不具合およびメール本文の消失について(ヤフー)
http://help.yahoo.co.jp/guide/jp/mail/info/070406/