児童ポルノを掲載したホームページ(以下HP)などのURLを、自ら開設した有料会員制サイトで紹介した大阪市阿倍野区の自営業の男(46歳)と、HPを探して情報を提供した京都府久御山町の会社員の男(48歳)を、大阪府警本部少年課が先月16日までに児童ポルノ公然陳列の容疑で逮捕したことが8日、明らかになった。
報道によると、容疑者らは今年1月から3月までの間、12歳前後と見られる女児の全裸画像を展示していた無料掲示板のURLを自営業の男のHPに掲載していた疑いを持たれている。同掲示板を運営していた横浜市青葉区の自営業の男(25歳)は児童ポルノ公然陳列の容疑で逮捕、送致されている。
容疑者らは同HPを2001年5月に開設し、2003年から会員制を開始。同HPは「奇跡を呼ぶ掲示板『秘密の入り口』」と題して入り口を隠し、「ロリコンの人たちが集う真面目なサイト」などといったうたい文句で、会社員の男が探し出した児童ポルノHPなどのURLを紹介していた。
(2007/05/11 ネットセキュリティニュース)
■児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律
(平成十一年五月二十六日法律第五十二号)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H11/H11HO052.html
[Winny]流出:海上保安庁から航空機情報、日本ビジネスコンから70社分の保守情報○
ファイル交換ソフトのWinny(ウィニー)を介した情報流出が2件、明らかになった。海上保安庁からは航空機のデータが、日本ビジネスコンピューターからは顧客約70社分の保守資料が流出した。
■海上保安庁、Winnyで職員の私有PCから航空機データ流出
海上保安庁は5日、同庁の職員の私有パソコンから航空機のデータが流出したと発表した。流出した資料は同職員が昨年同庁航空機課に所属していた際、次期導入機種を選定するためにパワーポイントやワードなどで作成したもので、同庁が昨年購入した航空機の装備や仕様に関するデータなどが含まれる。機密に関わる情報は含まれていない。当該パソコンが今月2日頃にウイルスに感染し、当該情報がWinnyネットワーク上に流出。外部から海上保安庁に通報があり、流出が発覚した。
・海上保安庁海洋情報部
http://www1.kaiho.mlit.go.jp/
■日本ビジネスコンピューター、Winnyで約70社分の保守サービス資料流出
日本ビジネスコンピューター(本社:東京都大田区)およびJBサービス(本社:東京都大田区)は7日、顧客約70社分の保守サービス資料が同社従業員の私有パソコンを介して流出していたと発表した。流出資料は2002年から2004年までの特定保守拠点における「保守用または点検用機器データ」や「保守作業手順書」などで、一部のデータには当時の顧客担当者名が含まれる。現時点では、重大な機密情報の流出は確認されていない。当該保守拠点の社員が2004年に、規則に反して当該パソコンに業務資料を保管。その後、当該パソコンが先月25日頃にウイルスに感染し、Winnyネットワーク上に流出した。
・保守資料の流出に関するお知らせ(日本ビジネスコンピューター)
http://www.jbcc.co.jp/topics/070507_index.htm
・JBサービス
http://www.jbsvc.co.jp/index.html
・日本ビジネスコンピューター
http://www.jbcc.co.jp/
(2007/05/10 ネットセキュリティニュース)