偽の感染警告を表示して購入を迫る偽のセキュリティ対策ソフト「WinAntiVirusPro 2007」の日本語版登場が確認された。24日、ウェブルート・ソフトウェアが発表した。
WinAntiVirusProは、ウェブ広告などを通じて同ソフトのホームページに誘導。偽のスキャンを実行して、ユーザーのPC内にある、実際には感染していないファイルに対して感染警告を表示。駆除するためにはソフト購入が必要として、金銭の支払いを促すという「押し売り」ソフト。
同ソフトは2006年に「WinAntiVirusPro 2006」として登場。日本語版もすでに存在していたが、今回公開が確認された最新版「同2007」では、偽のスキャン実行時間が長くなり、より本物のセキュリティ対策ソフトに近い仕様になっている。また、現在の購入ページは英語だが、日本語による購入ページも準備されているという。誤って購入しないよう注意したい。
(2007/05/25 ネットセキュリティニュース)
■ウェブルート・ソフトウェア
http://www.webroot.co.jp/
■Winantivirus(MCAfee SiteAdvisor)
http://www.siteadvisor.com/sites/winantivirus.com
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