国土交通省北陸地方整備局 神通川水系砂防事務所(岐阜県飛騨市)は、同事務所の災害情報伝達システムから、同事務所発の緊急情報をかたる不正なメールが送信されたことを明らかにした。
同事務所によると、15日午前1時33分から7時26分にかけて、同事務所が運用する災害情報伝達システムから、災害発生時に配信するはずの「神通川水系砂防事務所の緊急情報」とされたメールが計13回、関係者あてに送信された。システムを点検した結果、同事務所からの投稿のみ受け付けてメールを配信するべきところ、設定ミスにより、外部からの投稿も受け付けて配信する状態となっていた。このため、第三者より投稿された不正なメールが配信されてしまったとみられる。
メールの見出しは通常の防災情報と同じで、本文には海外のURLが多数記載されていた。メールの発信元はまだ特定できていない。このメールを受け取ったのは国土交通省職員と自治体関係者の29名のみだった。同事務所ではシステムを停止し、対策等を協議している。
(2007/05/18 ネットセキュリティニュース)
■外部からの不正なアクセスにより防災情報システムから誤情報が発信されました[PDF](国土交通省北陸地方整備局 神通川水系砂防事務所)
http://www.jinzusabo.go.jp/cgi/press/img/2-1.pdf