情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)はウイルス情報データベース「ウイルス情報iPedia」を先月29日に公開した。誰でも簡単にウイルスの情報をその名称やファイル名で検索、ウイルスのプログラム種別や動作内容を確認することができる。
IPAはブロードバンドネットワークが一般家庭にまで普及したことから、ウイルスの脅威が拡散しやすくなっていることを受け、対策として同データベースを構築した。使用しているデータはIPAに寄せられたウイルスやボットに関する情報を、IPAが独自に開発したツールで解析したもの。メールで届けられた情報を自動収集するため、ウイルスの解析開始から解析結果公開までの時間が短縮されている。また、ベンダーごとにウイルスの名称が異なる場合でも複数の名前で検索できる。
IPAは公開したウイルス情報をタイムリーに発信することが、被害の低減に向けた有効な対策になるとして同ツールを公開した。
(2007/06/08 ネットセキュリティニュース)
■ウイルス情報iPedia(ウイルス情報データベース)(IPA)
https://isec.ipa.go.jp/zha-virusdb/web/Top.php
■ウイルス情報データベース「ウイルス情報 iPedia」の公開について(IPA)
http://www.ipa.go.jp/security/isg/zha.html