「パソコン工房」などを運営するアロシステム(本社:大阪市浪速区)と子会社のエムヴィケー(本社:東京都千代田区)から顧客情報が流出した問題で、両社は18日、流出元や流出件数などの詳細を発表した。
発表によると、流出元となったのは両社がテクニカルサポートのコールセンター業務を委託していたヴィソースジャパン(本社:大阪市浪速区)で、元社員のパソコンがウイルスに感染しパソコン内のデータがファイル共有ソフトのネットワーク上に流出した。
流出データには、2003年6月から2005年4月までの期間、両社の顧客として登録されていた3,355名の個人情報が含まれていた。内訳は、アロシステム関連が2,935名、エムヴィケー関連が420名で、情報内容は氏名、住所、郵便番号、電話番号、FAX番号、メールアドレス、会社名。アロシステム関連中8名、エムヴィケー関連中1名は金融機関口座番号が含まれている。これらの情報が不正に使用された事実は、現時点では確認されていない。
両社は、該当顧客へ連絡するために所在を調査中で、事故の事情説明と被害が発生した場合の連絡先を案内するという。概要が確定次第、再発防止策も公表するとしている。
(2007/09/19 ネットセキュリティニュース)
■お客様情報等の流出に関するお詫びとお知らせ (2)[PDF](アロシステム)
http://www.pc-koubou.jp/contents/company/ir/public/ir20070918.pdf
■お客様情報等の流出に関するお詫びとお知らせ(2)(エムヴィケー)
http://www.mvkc.jp/news/news2007091819.php
■当社子会社におけるお客様情報等の流出に関するお詫びとお知らせ(進捗報告)[PDF](MCJ)
http://www.mcj.jp/ir/irnews/2007/pdf/0918-1.pdf
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