東京都は4日、携帯電話の簡易メール(SMS:ショートメッセージサービス)を使った架空請求に関する相談が、都内の消費生活センターに多数寄せられていることを明らかにし、注意を呼びかけた。
簡易メールは携帯電話の電話番号あてに送るメールで、ショートメール、Cメール、スカイメールなどと呼ばれている。都によると、「総合情報サイトに登録後、無料期間が終了したが、退会処理されていないために料金が発生している。このまま放置するなら大変なことになるので至急連絡するように」という簡易メールが届いたという相談が、8月には320件、9月には10日までに104件寄せられた。相談者の中には、相手方に電話で連絡を取り、言われるままに60万円以上を振り込んでしまった人もいたという。
都では、このようなメールは架空請求であるとし、メールに記載された問い合わせ電話番号に電話すると数万円から数十万円の支払いを要求され、個人情報を聞きだされて後から執拗な請求をされることもあるとして、無視するようアドバイスしている。また、携帯電話から送られてきた不審なメールについては、各携帯電話会社の迷惑メール申告窓口に情報提供するよう呼びかけている。
(2007/10/09 ネットセキュリティニュース)
■簡易メールで架空請求~緊急消費者被害情報(東京都)
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2007/10/20ha4300.htm