インターネットユーザーの意見を代弁する任意団体「Movements for Internet Active Users(MIAU)」(日本語名:インターネット先進ユーザーの会)が発足した。IT・音楽ジャーナリストの津田大介氏らが発起人となって16日に公式サイトを公開、18日には都内で設立発表会を行った。
発起人の一人である法政大学准教授の白田秀彰氏は、「私たちは、ネットワーク利用者が直面しているさまざまな問題について、現実の社会で力をもつ人々にも理解できるように、調査し整理し報告しようと思う。ネットワーク利用者が、政府や産業界や官僚に訴えたいと考えていることを、代弁しようと思う」と、設立の趣旨を述べている。
当面の課題は、いま新たに作成されようとしている「違法サイトからのコンテンツダウンロードの違法化」「コピーワンス及びダビング10技術の採用」「著作権の保護期間延長」について反対意見を表明することで、これらに関してインターネットユーザーの意見表明を支援することに注力する。
当面はこれら著作権に関する活動がメインとなるが、インターネットでの経済活動や表現活動、コミュニケーションに関する問題等についても必要が生じれば関わっていくとし、インターネットユーザーの利害を代表する組織としての活動を目指す。
(2007/10/19 ネットセキュリティニュース)
■設立趣旨(MIAU)
http://miau.jp/1192543200.phtml
■組織概要(MIAU)
http://miau.jp/1192544100.phtml
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