人気の圧縮解凍ソフト「Lhaplus」に危険な脆弱性が見つかり、作者のSchezo氏は22日、公式サイトで最新版のバージョン1.56を公開した。
公式サイトによると、1.55以前のバージョンのLhaplusにはLZH形式のファイルの取り扱いに問題があり、バッファオーバーフローが発生。ファイル内に埋め込まれた任意のコードが実行されるおそれがある。
公式サイトでは、問題を修正した最新版1.56のインストーラおよび、インストールされている1.5xのLhaplusを1.56に更新するアップデータを用意し、最新版に更新するよう呼びかけている。
(2007/11/26 ネットセキュリティニュース)
■Lhaplus公式サイト
http://www7a.biglobe.ne.jp/~schezo/
【脆弱性情報】
・LZH 展開時のバッファオーバーフロー(Schezo)
http://www7a.biglobe.ne.jp/~schezo/lzh_vul.html
・Lhaplus におけるバッファオーバーフローの脆弱性(JVN)
http://jvn.jp/jp/JVN%2382610488/
・「Lhaplus」におけるセキュリティ上の弱点(脆弱性)の注意喚起について(IPA)
http://www.ipa.go.jp/security/vuln/200711_Lhaplus.html
・ Lhaplus LZH Archive Processing Unspecified Buffer Overflow(Secunia)
http://secunia.com/advisories/27734/