マイクロソフトは9日、4月度の月例セキュリティパッチを公開した。公開されたセキュリティプログラムは、最も深刻な「緊急」5件を含む8件。Windows、Internet Explorer、Microsoft Project、Visioが影響を受ける。
【更新プログラムの内容】
[緊急]
・Microsoft Project:リモートでコードが実行される脆弱性
・GDI(Graphics Device Interface):リモートでコードが実行される脆弱性
・VBScriptおよびJScriptスクリプトエンジン:リモートでコードが実行される脆弱性
・ActiveX Kill Bit用パッチ
・Internet Explorer用累積パッチ
[重要]
・Microsoft Visio:リモートでコードが実行される脆弱性
・DNSクライアント:なりすましが行われる脆弱性
・Windowsカーネル:特権が昇格される脆弱性
このほか、新たにNewaccに対応した「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンも公開された。
また、今回公開されたIE用のパッチには、ActiveXコントロールの動作変更が含まれている。パッチ適用後は、2006年4月から表示されるようになっていた「このコントロールをアクティブ化して使用するにはクリックしてください」のメッセージが表示されなくなり、ユーザーに求められていた「余分な1クリック」が不要となる。
(2008/04/09 ネットセキュリティニュース)
■マイクロソフト セキュリティ ホーム(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/security/default.mspx
■Microsoft Update
http://windowsupdate.microsoft.com/
■Office Update
http://office.microsoft.com/ja-jp/downloads/default.aspx