情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は16日、IPAをかたった「なりすましメール」が 出回っていると発表、注意を促している。
IPAの発表によると、問題となるメール本文には、IPAがウェブで公開している情報セキュリティに関わる注意喚起や調査報告書について書かれており、PDFファイルが添付されている。この添付されたPDFファイルにウイルスが仕掛けられている。
PDFファイルを表示するソフト「Adobe Reader」の脆弱性を修正していない場合、添付されたPDFファイルを開くとパソコンがウイルスに感染する可能性が高い。IPAはこのメールを受け取ったらすぐに削除するよう推奨している。
現在IPAが確認している「なりすましメール」は、メールアドレスを「[email protected]」、件名を「セキュリティ調査報告」、添付ファイル名を「調査報告書.pdf」としているという。メールアドレスや件名、添付ファイル名は変わる可能性もあるため、これ以外のアドレスや名称が使われていても注意が必要だ。
(2008/4/17 ネットセキュリティニュース)
■IPA を騙った「なりすましメール」にご注意ください(IPA)
http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert20080416.html