真宗大谷派(東本願寺、京都市下京区)は26日、同派の定期刊行物の送付先名簿がファイル共有ソフトWinny(ウィニー)を介してインターネット上に流出したと発表した。
同派によると、流出したのは東京都文京区にある同派の研究交流施設「親鸞仏教センター」が年2回発行している情報誌『アンジャリ』の送付先名簿。3,416名分の住所や氏名、電話番号が含まれていた。同センターの男性職員が今月17日夜、持ち出し禁止のファイルをUSBメモリに保存して持ち帰り、都内のネットカフェで作業を行った際に流出したという。19日夜、ネット掲示板に流出情報が書き込まれ、翌朝匿名のファックスや電話を受けて調査したところ、当該職員によるファイルの持ち出しと流出の事実が判明した。
同派では、該当者に対し文書で謝罪を行うとともに、機関紙やホームページを通じて関係者にも謝罪。今後は再発防止に向けて、情報管理体制の強化などに取り組むとしている。
(2008/5/28 ネットセキュリティニュース)
■個人情報の流出についてのお詫び(真宗大谷派)
http://www.tomo-net.or.jp/info/news/080526.html
■個人情報の流出についてのお詫び(親鸞仏教センター)
http://shinran-bc.tomo-net.or.jp/history/index.html