明治安田生命保険相互会社(本社:東京都千代田区)は31日、大阪職域FC営業部(大阪市西区)の採用担当職員の自宅のパソコンから、来年度の入社希望者約2000名の個人情報がWinny(ウィニー)を介してインターネット上に流出した問題で、さらに約7000名の入社希望者情報の流出が判明したと発表した。
同社によると、現時点で新たに判明しているのは、2005年4月、2006年4月、2007年4月、2008年4月の採用試験に応募した女子学生約7000名の氏名、出身大学、住所、電話番号、メールアドレスなど。同社では、27日の公表後もハードディスクの復元作業やインターネット専門会社による調査を継続して調査を実施していたところ、30日深夜、同営業部の過去の入社希望者の個人情報も流出していたことが判明したという。同社では、該当者や関係者に対し個別に連絡をとり事情の説明を開始したとしている。
同社では今月14日、同営業部や家族のプライベートな写真がWinnyネットワーク上に流出していることが分かり調査を開始。25日に来年度の入社希望者情報を含む新たな流出が判明し、27日に流出の事実を公表した。前者は今月12日に、後者は先月10日に、通称「シャレタマ」と呼ばれる同じタイプのウイルスに感染・流出したものとみられる。今回新たに判明したのは、同じ種類だが別のタイプのウイルスに感染したもので、同社が流出の事実を公表した27日深夜、ネット掲示板に流出報告が書き込まれていた。
(2008/10/31 インターネットセキュリティニュース)
■個人情報の流出に関する追加情報について[PDF](明治安田生命)
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/release/2008/pdf/20081031.pdf