ハードディスクなどの製造を行っている米Seagate Technologyは、同社のハードディスク(HDD)の一部にアクセス不能になる不具合があると発表した。対象となるのは、「Barracuda 7200.11」「DiamondMax 22」「Barracuda ES.2 SATA」の一部の製品。
同社によると、不具合はファームウエアのバグによるもので、起動時にHDDにアクセス不能となる。問題が発生するとドライブにアクセスできなくなるが、データは消えていないという。対象となるのは昨年12月に製造された「Barracuda 7200.11」「DiamondMax 22」「Barracuda ES.2 SATA」で、該当するモデル名は以下の通り。HDDのモデル名は、Windowsのデバイスマネージャーから確認できる。
・Barracuda 7200.11:
ST31000340AS、ST3750330AS、ST3640330AS、ST3500320AS、ST31500341AS、ST31000333AS、ST3640323AS、ST3640623AS、ST3320613AS、ST3320813AS、ST3160813AS
・DiamondMax 22:
STM31000340AS、STM3750330AS、STM3500320AS、STM31000334AS、STM3320614AS、STM3160813AS
・Barracuda ES.2 SATA:
ST31000340NS、ST3750330NS、ST3500320NS、ST3250310NS
対象モデルのHDDだと確認された場合、不具合が起こる前に保存されているデータのバックアップを取ることをお勧めする。その後、パソコンの発売元に問い合わせて指示に従っていただきたい。
また、アメーバブログは19日、同ブログシステムでユーザーの画像保存用サーバーとしてSeagate製のHDDを使用していると発表。Seagate側に対して不具合の詳しい状況と対応プログラムの提供を問い合わせ中だが、回答が得られるまで数日はかかる見込みだという。画像データのバックアップは行っているものの、ユーザーに対し数日間は画像データのバックアップをとるよう注意喚起を行った。
(2009/01/20 ネットセキュリティニュース)
■Firmware Recommendations for Barracuda 7200.11, ES.2 SATA, and DiamondMax 22 Drives [207931][英文](米Seagate)
http://seagate.custkb.com/seagate/crm/selfservice/search.jsp?Tab=search&Module=selfservice&TargetLanguage=selfservice&DocId=207931&NewLang=en
■画像保存サーバーのハードディスク不具合について(アメーバスタッフブログ)
http://ameblo.jp/staff/entry-10194808080.html