ファイル共有ソフトを介した情報流出が2件、明らかになった。コンサートやイベントの特殊撮影機材を扱うICCインターナショナルから業務情報が、東広島市の小学校から児童のテスト結果などが、ファイル共有ソフトのShare(シェア)を介して、インターネット上に流出した。
■ICCインターナショナル、社員の私有PCから業務情報が流出
コンサートやイベントの特殊撮影機材や照明機材などを扱うICCインターナショナル(本社:札幌市東区)は、同社社員の私有パソコンがウイルスに感染し、ファイル交換ソフトを介して業務情報がインターネット上に流出したと発表した。
流出した情報は、同社横浜営業所の業務資料や画像などで、2月2日頃にウイルスに感染し、Shareを介して流出したとみられる。
同社は今回の事態について謝罪するとともに、再発防止策として企業秘密や業務情報の重要性に関する社員教育、内部監査を徹底するとしている。
・情報流出に関するお知らせとお詫び(ICCインターナショナル)
http://www.iccgroup.co.jp/newpage2.html
・ICCインターナショナル
http://www.iccgroup.co.jp/
■東広島市御薗宇小学校、教諭の私有PCから児童のテスト結果などが流出
広島県東広島市の御薗宇小学校の男性教諭の私有パソコンから4年生24名分のテストの点数などがインターネット上に流出していたことが判明した。当該パソコンがウイルスに感染し、ファイル交換ソフトを介してネットワーク上に流出した。
流出したのは、当該教諭が昨年4月から8月に担任していた4年生24名分の成績表などで、2月9日頃にウイルスに感染し、Shareを介して流出したとみられる。ほかにも数年分の児童の成績表や、保護者の住所、連絡先などが含まれている可能性があるという。
・東広島市
http://www.city.higashihiroshima.hiroshima.jp/
(2009/02/17 ネットセキュリティニュース)