Mozilla Japanは27日、脆弱性1件を修正したWebブラウザ「Firefox」の最新版「3.0.10」を公開した。最新版はMozilla Japanのウェブサイト、[ヘルプ] メニューの [ソフトウェアの更新を確認]、または自動アップデート機能を通じて入手することができる。
今回修正したのは、前バージョン「3.0.9」で行った脆弱性修正の影響で、新たに発生してしまったメモリ破壊の問題。「3.0.9」にアップデート後、閲覧中のページの文法などをチェックするFirefoxのアドオン「HTML Validator」を使ってページのソースを表示するとクラッシュするという報告があり、調査したところ、脆弱性の修正によって別の問題が発生していたことが判明した。
当該脆弱性を悪用すると、任意のコードが実行されるおそれがあり、Mozilla Japanでは重要度「最高」の脆弱性として利用者にアップデートを促している。
(2009/04/30 ネットセキュリティニュース)
■Firefox 3.0.10(Mozilla Japan)
・ダウンロード
http://mozilla.jp/firefox/
・リリースノート
http://mozilla.jp/firefox/3.0.10/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefox30.html#firefox3.0.10