アップルは16日、Mac OS X 10.5と10.4向けに「Java for OS X 10.5 Update 4」と「Java for Mac OS X 10.4, Release 9」を公開した。これらのアップデータにより、5月にコンセプト実証コードが公開された深刻な脆弱性を含め、複数の脆弱性が修正される。
「Java for Mac OS X 10.5 Update 4」は、Mac OS X 10.5.7以降に対応。JRE6がバージョン1.6.0_13に、JRE5.0が1.5.0_19に、JRE1.4.2が1.4.2_21にアップデートされる。
「Java for Mac OS X 10.4, Release 9」は、Mac OS X 10.4.11以降に対応。JRE5.0が1.5.0_19に、JRE1.4.2が1.4.2_21にアップデートされる。なお、JRE1.4系の無償サポートはすでに終了している。
Java for Macの更新版は、アップルメニューの「ソフトウェア・アップデート」で自動インストールできるほか、同社のサイトからも入手できる。
Java for Macをめぐっては、セキュリティ研究家のLandon Fuller氏が5月、Mac OS Xには深刻な脆弱性のある古いJREが搭載されていると指摘し、自身のブログ上で脆弱性を突くコンセプト実証コードを公開。セキュリティベンダーや機関が注意を促していた。
(2009/06/17 ネットセキュリティニュース)
■ダウンロード(アップル)
・Java for Mac OS X 10.5 アップデート 4
http://support.apple.com/downloads/Java_for_Mac_OS_X_10_5_Update_4?viewlocale=ja_JP
・Java for Mac OS X 10.4, リリース 9
http://support.apple.com/downloads/Java_for_Mac_OS_X_10_4__Release_9?viewlocale=ja_JP
■リリース(アップル)
・About the security content of Java for Mac OS X 10.5 Update 4[英文]
http://support.apple.com/kb/HT3581?viewlocale=ja_JP
・About the security content of Java for Mac OS X 10.4 Release 9[英文]
http://support.apple.com/kb/HT3633?viewlocale=ja_JP