Mozilla Japanは11日、Webブラウザ「Firefox」の最新版「3.0.11」を公開した。重要度が「最高」の4件を含む9件の脆弱性が修正されている。最新版は、Mozilla JapanのWebサイト、または[ヘルプ]メニューの[ソフトウェアの更新を確認]、または自動アップデート機能を通じて入手することができる。
重要度が「最高」とされている脆弱性は、ブラウザエンジンのバグによりメモリ破壊が起きる問題や、JavaScriptによって特権が昇格してしまう問題など4件。悪用されると任意のコードを実行されるおそれがある。
また9件の脆弱性のうち重要度が「最高」の3件を含む4件は、同じエンジンを使用するメールソフト「Thunderbird」にも影響があり、これらの修正を盛り込んだ最新版「2.0.0.22」のリリースが予定されている。
(2009/06/15 ネットセキュリティニュース)
■Firefox 3.0.11(Mozilla Japan)
・ダウンロード
http://mozilla.jp/firefox/
・リリースノート
http://mozilla.jp/firefox/3.0.11/releasenotes/
・セキュリティアドバイザリ
http://www.mozilla-japan.org/security/known-vulnerabilities/firefox30.html#firefox3.0.11