マイクロソフトは7日、今月12日に公開が予定されているセキュリティ更新プログラムの概要を発表した。
リリース予定のセキュリティ更新プログラムは、「緊急」5件と「重要」4件の計9件。「緊急」5件と「重要」のうち1件は、リモートでコードが実行される深刻な脆弱性に対処している。「重要」の残り3件は、特権の昇格やサービス拒否の脆弱性を修正する。OfficeとWindowsが影響を受ける。
「緊急」レベルの1件は、マイクロソフトが7月13日にゼロデイ攻撃の発生を明らかにした、Office Webコンポーネントの脆弱性に対処している。OfficeおよびVisual StudioとISA Server、BizTalk Serverを対象とする更新プログラムだ。残りの「緊急」4件は、Windowsの脆弱性に対処するもので、Client for Macに影響するものが含まれている。 「重要」レベルも同じくWindowsの脆弱性に対処しており、1件はNET Frameworkに影響する。
このほか、「Windows Update」「Microsoft Update」などでセキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムと、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンのリリースも予定している。
(2009/08/07 ネットセキュリティニュース)
■マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/advance.mspx
■マイクロソフト セキュリティ情報の事前通知 - 2009年8月(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms09-aug.mspx