アップルは9日、23コンポーネント34件の脆弱性を修正したMac OS Xの最新版「10.6.2」と、29コンポーネント43件の脆弱性を修正したMac OS X 10.5.8用の「セキュリティアップデート2009-006」を公開した。
「10.6.2」と「2009-006」では、悪用されると任意のコードを実行されるおそれのある深刻な脆弱性を複数修正している。また、「10.6.2」では、システムの安定性や互換性を強化するための修正も行われた。同社は、すべてのユーザーにアップデートの適用を推奨している。
Mac OS X 10.6.2、およびセキュリティアップデート2009-06は、アップルメニューの「ソフトウェアアップデート」で自動インストールできるほか、同社の「サポートダウンロード」ページからも入手できる。
なお、「10.6.2」にアップデートすると、MailでPOPアカウントのメッセージを受信できなくなることがある。これは、POPメッセージを受信する際の認証方法が変更され、Mailの環境設定で選択されている認証方式にPOPメールサーバが対応していない場合、Mailでは受信メッセージを処理できなくなったことによる。アップルでは、この場合の解決方法を公開している。
(2009/11/11 ネットセキュリティニュース)
■サポートダウンロード(アップル)
http://support.apple.com/ja_JP/downloads/
■セキュリティアップデート2009-006/Mac OS X v10.6.2について(アップル)
http://support.apple.com/kb/HT3937?viewlocale=ja_JP
■Mac OS X v10.6.2アップデートについて(アップル)
http://support.apple.com/kb/HT3874?viewlocale=ja_JP
■Mac OS X v10.6:10.6.2にアップデートするとPOPメールを受信できなくなる(アップル)
http://support.apple.com/kb/TS3103?viewlocale=ja_JP