アドビシステムズは9日、複数の深刻な脆弱性を修正したFlash Playerの最新版「10.0.42.34」と、「10」にアップグレードできないユーザー向けの「9.0.260.0」を公開した。
対象となるのは、全てのプラットフォームの「10.0.32.18」とそれ以前のバージョン。今回修正された脆弱性は7件で、細工されたSWFファイルによって任意のコードが実行される可能性のある深刻な問題も含まれている。これを悪用されると、サイトを閲覧するだけでパソコンを乗っ取られるおそれがあり、非常に危険。早急にアップデートを実行するようおすすめする。
Flash Playerの最新版は、同社のサイトからダウンロードできる。現在インストールされているバージョンは、「Flash Player のバージョンテスト」ページにアクセスすると確認できる。複数のブラウザをお使いの方は、必ず各ブラウザごとにアップデートを行っていただきたい。
(2009/12/09 ネットセキュリティニュース)
■Security updates available for Adobe Flash Player[英文](Adobe)
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb09-19.html
■Flash Player 10のダウンロード
http://www.adobe.com/go/getflashplayer_jp
■Flash Player 9のダウンロード[英文]
http://www.adobe.com/go/kb406791
■Flash Playerのバージョンテスト
http://www.adobe.com/jp/support/flashplayer/ts/documents/tn_15507.htm