マイクロソフトは4日、今月9日に公開が予定されているセキュリティ更新プログラムの概要を発表した。
リリース予定のセキュリティ更新プログラムは、Windowsに影響する「緊急」2件と「重要」4件。Internet Explorerに影響する「緊急」1件。Officeに影響する「重要」2件。WindowsとOfficeに影響する「重要」1件。計10件のセキュリティ更新プログラムで、34の脆弱性が修正される。
このほかに、「Windows Update」「Microsoft Update」などでセキュリティ以外の優先度の高い更新プログラムと「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」の更新バージョンのリリースを予定している。
<Windows XP SP2:サポート終了間近>
Windows XP SP2(Service Pack 2)のサポート終了が来月に迫っている。サポートが終了すると更新プログラムの配布を受けられなくなり、脆弱性が解消されない危険な状態でパソコンを使用することになってしまう。SP3は無料でダウンロード/インストールできるので、今のうちに必ずSP3にアップグレードしておいていただきたい。
Service Packの適用状況は、Windows XPの[スタート]ボタンを押し、[マイコンピュータ]を右クリックして[プロパティ]を選択。「システムのプロパティ」で確認できる。「Service Pack 3」の表示が無い場合には、下記の資料を参考にSP3をダウンロード/インストールする。
(2010/06/04 ネットセキュリティニュース)
■セキュリティ情報の事前通知 - 2010 年 6 月(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms10-jun.mspx
■Windows XP SP3 をダウンロードしてインストールする方法
(マイクロソフトサポートオンライン)
http://support.microsoft.com/kb/954441/ja/