アップルは28日、15件の脆弱性を修正したWebブラウザー Safariの最新版「5.0.1/4.1.1」を公開した。「Safari 5.0.1」は Mac OS X 10.5/10.6 と Windows 7/Vista/XPに、「Safari 4.1.1」は Mac OS X 10.4に対応している。
最新版では、レンダリングエンジン「WebKit」で起こる、コード実行のおそれのある深刻な脆弱性13件と、RSSフィードで発生するクロスサイトスクリプティングの問題、フォーム入力を補完するオートフィル機能を悪用した情報漏えい問題に対処している。
このほかにも、最新版では安定性やアクセシビリティの向上が図られているほか、5.0.1では新たに拡張機能に対応。サードパーティなどが作成した機能を取り込み、Safariをカスタマイズできるようになった。
Safariの最新版は、Mac OS Xの「ソフトウェア・アップデート」や、Windowsの「Apple Software Update」で更新できるほか、同社サイトからも、それぞれの最新版がダウンロードできる。
(2010/07/29 ネットセキュリティニュース)
■Safari 5.0.1(アップル)
http://support.apple.com/kb/DL1070?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
■Safari 4.1.1 for Tiger(アップル)
http://support.apple.com/kb/DL1069?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
■About the security content of Safari 5.0.1 and Safari 4.1.1(アップル)
http://support.apple.com/kb/HT4196?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
■Safariダウンロード
http://www.apple.com/jp/safari/download/