アドビシステムズは10日(米国時間)、深刻な脆弱性を修正したFlash Playerの最新版「10.1.82.76」を公開した。全てのプラットホームが対象となっている。
最新版では6件の脆弱性が修正されている。これらの脆弱性を悪用されると、アプリケーションがクラッシュしたり、任意のコードが実行されるおそれがある。同社は、Flash Player 10.1.53.64以前のバージョンをインストールしている全てのユーザーに対し、最新バージョンへのアップデートを推奨している。また、Flash Player 10.1.82.76にアップデートできないユーザーのために、Flash Player 9.0.280も公開されている。
Flash Playerの最新版は、同社のサイトからダウンロードできる。現在インストールされているバージョンは、「Flash Player のバージョンテスト」ページにアクセスすると確認可能。複数のブラウザをお使いの方は、必ずブラウザごとにアップデートを行っていただきたい。
(2010/08/16 ネットセキュリティニュース)
■関連URL(アドビ)
・APSB10-16 - Adobe Flash Player用のセキュリティアップデート公開
http://kb2.adobe.com/jp/cps/859/cpsid_85938.html
・Flash Player 10のダウンロード
http://www.adobe.com/go/getflashplayer_jp
・Flash Player 9のダウンロード[英文]
http://www.adobe.com/go/kb406791
・Flash Playerのバージョンテスト
http://www.adobe.com/jp/support/flashplayer/ts/documents/tn_15507.htm