アドビシステムズは25日(現地時間)、深刻な脆弱性を修正した「Shockwave Player」の最新版「11.5.8.612」を公開した。
最新版では、「11.5.7.609」およびそれ以前のバージョンに含まれる20件の脆弱性が修正。コード実行につながる問題が多数含まれており、悪用されるとパソコンを乗っ取られるおそれがある。影響を受けるのは、Windows版とMacintosh版の「11.5.7.609」、およびそれ以前のバージョンで、下記「Shockwave Playerのダウンロード」から最新版が入手できる。
Shockwave Playerは、同社のオーサリングソフト「Director」で作成されたコンテンツを再生するプレーヤー。「Flash」と違い日本国内ではそれほど普及していないため、インストールされていないパソコンも多い。
Shockwave Playerがインストールされているかどうかは、下記「Adobe Shockwave と Flash Playerのテスト」のページで確認できるので、インストールされている方は、アップデートを実施していただきたい。
テストページのShockwave Playerのボックスに「ここをクリックするとプラグインをダウンロードします」「ActiveXコントロールをインストールするには、ここをクリックしてください」などと表示される場合は、インストールされていないので、プラグインのダウンロードやアップデートの必要はない。
(2010/08/25 ネットセキュリティニュース)
■APSB10-20 - Security update availalbe for Shockwave Player[英文](Adobe)
http://www.adobe.com/support/security/bulletins/apsb10-20.html
■Shockwave Playerのダウンロード
http://get.adobe.com/shockwave/
■Adobe Shockwave と Flash Playerのテスト
http://www.adobe.com/jp/shockwave/welcome/