RealNetworksは26日、複数の脆弱性を修正したRealPlayerの最新版を公開した。最新版は、Windows版が「RealPlayer SP 1.1.5」、Mac版が「RealPlayer 12.0.0.1444」で、同社ダウンロードページから、最新版が入手できる。
最新版では、サポートが終了しているWindows版のRealPlayer 11.1およびそれ以前のバージョンに影響する7件の脆弱性が修正された。うち5件は、現行版のRealPlayer SP 1.1.4およびそれ以前のバージョンにも影響する。
これまでのところ、これら脆弱性が悪用され障害が発生したという報告はないそうだが、細工されたFLVファイル(Flashのコンテンツ)やQCPファイル(携帯電話の音声ファイル)などを再生すると、任意のコードが実行されるおそれがあり、同社は最新版への更新をすすめている。
(2010/08/27 ネットセキュリティニュース)
■RealNetworks, Inc.、セキュリティ脆弱性に対応するアップデートをリリース(RealNetworks)
http://service.real.com/realplayer/security/08262010_player/ja/
■RealPlayer SPダウンロードページ
http://jp.real.com/?mode=rpsp