遠鉄百貨店(浜松市中区)は3日、同社の通販サイトが不正アクセスを受け、顧客情報が流出したと発表した。
発表によると、流出したのは2005年6月~2010年7月の間に同社の「お中元インターネットショッピングサイト」「お歳暮インターネットショッピングサイト」「おせち料理インターネットご注文承りサイト」で商品を注文した顧客2079名分の氏名、住所、電話番号、メールアドレスと、顧客が利用したクレジットカード3018枚分のカード番号、有効期限、名義、発行会社。このほか、商品の届け先に指定されていた5479名分の住所と氏名、電話番号も流出している。
10月8日以降、クレジットカード会社などからカードの不正使用の問い合わせが複数あり調査したところ、11月4日に不正アクセスが判明。9日から常設のショッピングサイトなどを順次閉鎖した。今月1日に流出した顧客の特定が完了し、同社は警察署に相談するとともに、該当者への連絡を開始した。
同社は、10月下旬以降のクレジットカード利用明細に、心当たりのない請求が含まれていないかを確認し、含まれていた場合にはクレジットカード会社まで連絡するよう注意を呼びかけている。
(2010/12/03 ネットセキュリティニュース)
【関連URL】
・インターネットショッピングをご利用いただいたお客様の個人情報データ流出について(遠鉄百貨店)
http://www.endepa.com/osirase/apology.html